伝統を重んじるものから、新郎新婦の趣味全開の個性的なものまで、人によって大きく印象が異なる結婚式。
とはいえ結婚式について詳しく知っている方でなければ、どのような式にして良いのか迷ってしまうこともあるでしょう。
本記事では近年多くの方に選ばれているトレンドを調査しながら、人気のスタイルや費用相場についてご紹介します。
今時の結婚式のトレンド
近年の結婚式は、これまで行われてきた従来のものに比べ、より気軽にできるようなものが流行しています。
多額の費用をかけた豪華な式も素敵ですが、肩の力を抜いてリラックスしながら楽しめる式を挙げることもおすすめです。
まずはそんな今時の結婚式について、トレンドの傾向を見てみましょう。
少人数化や家族婚の増加
かつては結婚式といえば何十人ものゲストを呼び、壮大な催しをいくつも計画することが主流でした。
会場も広く、ゲストの一人ひとりに豪華な食事が提供されることから、高額な費用を必要とする式が多かったといえるでしょう。
これに対し近年はというと、少人数で行う結婚式や、家族のみで行う「家族婚」が増えてきています。
少人数で行うことによって、大勢では難しかった個性的な式ができるようになったり、ゲスト一人ひとりの好みを反映した式ができるといったメリットがあります。
大人数での結婚式に比べて費用を抑えやすいことから、若い世代にとってもおすすめの方法といえるでしょう。
ゲスト参加型の演出
結婚式が少人数化していることにより、一人ひとりのゲストが結婚式に参加しやすいといったメリットがあります。
大人数での結婚式はただ目の前で行われている催しを見ているだけ、といった方も少なくありませんが、少人数であればゲストに参加してもらいながらの催しが可能です。
時には新郎新婦ではなく、ゲストが知恵を出し合って考えた催しで、二人を祝福してあげるのも素敵です。
新郎新婦だけでなくゲストも心から楽しめる式にすることによって、その場にいる全員が楽しい思い出を作ることができます。
新郎新婦との仲もさらに深まり、これからの関係性もより良いものとなるでしょう。
カジュアルなスタイル
本来結婚式といえば、神前で愛を誓いながら、伝統にのっとって行われるものでした。
これに対し近年の結婚式はというと、堅苦しく感じることもある結婚式のイベントをいくつかスキップし、カジュアルなスタイルを楽しめるものが増えてきています。
もちろん指輪の交換や誓いの言葉といった取り入れたいイベントは残したまま、自分たちに合う流れに調整できる点が魅力といえるでしょう。
結婚式の伝統的なイベントの多くは、新郎新婦にとって重要なものであり、ゲストは単に執り行われる様子を見守るしかありませんでした。
これらのイベントをスキップすることで、式を単調なものとせず、最後まで飽きずに参加できるようになったのです。
関連記事:少人数で挙げる結婚式の魅力|少人数ならではの演出で思い出深い時間に
今時の結婚式のスタイル
今時の結婚式では、先ほどご紹介したような「少人数化」だけでなく、様々なスタイルが登場しています。
新郎新婦側がアイディアを出すだけでなく、結婚式場側でも様々なプランが用意されているため、理想に合うスタイルを選びやすいでしょう。
少人数婚・家族婚
新郎新婦を含めて10人以下で行う少人数婚や、親戚だけで行う家族婚は、近年増加しているスタイルの一種です。結婚式場にも少人数プランを用意しているところが多く、リーズナブルな価格で結婚式を開ける点が魅力といえるでしょう。
気の置けない仲間内での式であれば、ゲストに対して気を遣いすぎることなく、自分たちのやりたいスタイルを貫くことができます。
オンライン結婚式
2020年頃から深刻化してきた新型コロナウイルス感染症の影響で、結婚式業界は大きな痛手を受けることとなりました。
予定していた式を延期・中止せざるを得なかったり、せっかく計画したにもかかわらずゲストを呼べなかったりした方が多いのではないでしょうか。
そんな中、コロナ禍であっても開ける結婚式として話題を呼んだのが「オンライン結婚式」です。
新郎新婦のみ結婚式場を訪れ、その様子を生配信することで、全国各地のゲストに自宅からお祝いしてもらえるといった画期的な方法でした。
近年は感染症の影響にかかわらず、忙しくゲストが集まりにくい方や、より手軽に結婚の報告をしたい方などから多く選ばれています。
オリジナルウェディング
あらかじめ決められたプランを選んで行われる結婚式も多くありますが、中には一から全てのプランをプロデュースする方もいます。
もちろん結婚式場のプランナーと相談の上決めていく必要がありますが、絶対にやりたい催しがある方や、個性的な式を挙げたい方に人気の方法です。
プラン化された結婚式よりも早い段階から準備を進めなければならないため、計画的に行動できる方に向いたスタイルといえます。
フォトウェディング
オンライン結婚式同様、多くのゲストを呼ぶことなく結婚式を楽しめるフォトウェディング。
数々の衣装から気に入るものを選べるだけでなく、豊富な背景を備えたスタジオを利用したり、観光スポットを訪れてロケーション撮影をしたりと好みに合わせたプランが盛りだくさんです。
結婚式よりも短時間で終了するほか、準備に時間がかかりにくいため、忙しく予定を合わせにくいカップルにもおすすめのスタイルです。
100万円以上かかることも多い結婚式に対し、フォトウェディングは10万円以下でできるプランがあるなど、少しでも費用を抑えたい方にも向いています。
加えてオフシーズンを選んだり、キャンペーンを利用したりすることで、さらにお得な価格で挑戦できるでしょう。
関連記事:結婚式を家族のみで挙げることが増えている?式場選びのポイントやおすすめ演出を紹介
今時の結婚式を選ぶ際のポイント
「今時のオシャレな結婚式をしたい」と思っても、アイディアのないところからプランを作り上げていくことはなかなか難しいものです。
今時の結婚式を選ぶ際は、これからご紹介する3つのポイントを参考に、後悔のないプランを作成することが大切です。
予算に合わせる
一言で結婚式といっても、どんな内容にするかによって大きく費用が異なります。
あれもこれもとやりたい催しを入れていくうちに、当初の予算から大幅に足が出てしまう可能性があるでしょう。
まずはプランナーと相談しながら大まかな予算を決め、その中でできることを考えていくことをおすすめします。
招待するゲストの人数に合わせる
結婚式の内容は、招待するゲストの人数によって調整すると良いでしょう。
大勢呼びたい場合は一人ひとりが退屈しないように全員一緒にできる催しを、少人数の場合は一人ひとりにメッセージをもらうなど参加型の催しがおすすめです。
何人のゲストを呼ぶかによって予算も大きく変わってくるため、細かなプランを立てるよりも先に人数を決定しておくことが大切です。
当初のプランよりも招待したいゲストが多くなってしまいそうなときは、挙式や披露宴に呼ぶゲストと、二次会だけ呼ぶゲストを分けても良いでしょう。
日中は仕事が忙しく予定を空けられない方も、二次会だけであれば気軽に参加してくれるかもしれません。
挙式や披露宴よりも堅苦しさがなく、これまで疎遠になっていた友人なども呼びやすいといえます。
本人たちが希望する雰囲気や演出を重視する
今時の結婚式では、伝統や格式よりも「新郎新婦の希望」が重視される傾向にあります。
伝統的な結婚式にしたいのか、はたまたカジュアルで気軽な式にしたいのかなど、雰囲気や催しの一つひとつを希望に沿って決めることが大切です。
細かい部分も調整するとなると準備時間が長くなりやすいため、事前にやりたいことをピックアップしておくなど、自宅でできる準備を進めておくと良いでしょう。
今時の結婚式の費用相場
結婚式のスタイルが変わるにつれて、式にかかる費用も変化を見せています。
近年人気の結婚式を挙げるにはどの程度の費用を用意すべきなのか、大まかな費用相場を確認しておきましょう。
結婚式全体の平均費用
2023年に行われた以下の調査にて、今時の結婚式に必要となる費用相場が算出されています。
- ゼクシィ結婚トレンド調査2023(全国推計値)
- 新婚生活実態調査2023(リクルートブライダル総研調べ)
上記2つの調査によれば、挙式と披露宴にかかった費用の平均は327万1,000円だとされています。
この中には料理や会場代・衣装代などがすべて含まれており、地方よりも都心部の方が平均が高くなりやすい傾向にあります。
ここに新婚旅行が入ってくると、425万7,000円ほどが平均の費用となります。
大まかにいえば新婚旅行100万円、結婚式300万円が必要であるとイメージしておくと良いでしょう。
項目別の平均費用
一言で結婚式といっても、その費用の中には様々な項目が含まれています。
これから示すのはあくまでも目安ですが、それぞれの項目にてどの程度費用が掛かるのかを知っておくと良いでしょう。
項目 | 総額 | 詳細 |
料理や飲物 | 1,000,9,000円 | 料理:16,700円/人 飲物:4,400円/人 |
ギフト・引き出物 | 224,000円 | – |
会場の飾り付けや装花 | 187,000円 | |
新婦衣装 | 510,000円 | ウェディングドレス 288,000円 カラードレス 267,000円 |
新郎衣装 | 169,000円 | タキシード 136,000円+その他小物 |
ブーケ | 46,000円 | |
ブライダルエステ | 95,000円 | |
撮影・映像 | 200,000円~ | スナップ撮影 206,000円 ビデオ撮影 208,000円 |
招待人数別の平均費用
続いて、招待する人数別の平均的な結婚式費用を見てみましょう。
人数が多くなっても衣装代や会場の飾り付け代などは変わりませんが、「食事代」や「引き出物代」が増えることになります。
何十人もの式になると広い式場を借りなければならないことも多く、その分多くの費用が必要となるでしょう。
以下でご紹介する平均費用も、先ほど同様に目安の金額となります。
オリジナルメニューを依頼したり豪華な引き出物を選んだりすることで大幅に金額が変わる可能性があるため、詳しい内容はプランナーと相談の上で決定しましょう。
人数 | 平均費用 |
50名の場合 | 約350万円 |
30名の場合 | 約250万円 |
10名の場合 | 約100万円 |
結婚式のスタイル別の費用
先ほどご紹介した今時のスタイルを選ぶ場合、通常の結婚式に比べて費用を抑えられる傾向にあります。
少人数で行う結婚式はゲストの数が少なく食事代や引き出物代がかかりませんし、フォトウェディングではそもそも挙式や披露宴がないことから数十万円程度の予算で利用できるでしょう。
オンライン結婚式の場合も、必要となるのは衣装代や撮影に使う機材代がメインとなり、会場費や食事代の削減に繋がります。
大切なのは「安くしよう」と様々な部分を削るのではなく、これらの新たなスタイルを選ぶことで浮いた金額を使い、こだわりや希望を叶えた式を行うことです。
一生に何度も結婚式を挙げる方は少ないように、どんなにカジュアルなものであってもかけがえのない思い出になることは間違いありません。
そんな貴重な一日をより良いものにするためにも、必ず盛り込みたい内容をしっかりと取り入れた式を計画しましょう。
関連記事:結婚式を安く抑える方法とは?お金をかけるべきポイントを徹底解説!
つくばで今時の結婚式を挙げるならティアランジェで!
つくばエリアを中心に、茨城県や関東エリアから多くのカップルが訪れる結婚式場・ティアランジェ。
伝統にのっとったプランを多数取り揃えている一方、10名495,000円のお得な少人数プランにも対応しています。
少人数で行う結婚式の成功例も多く、豊富な経験から一人ひとりの希望に合ったお式を提案できる点も魅力的です。
ティアランジェの会場はお日様の光と緑があふれるナチュラルな雰囲気に仕上げてあり、緊張しがちな新郎新婦様に肩の力を抜いて楽しんでいただけます。
一日に一組様までの完全貸切型であり、周りの目を気にすることなく特別な時間を過ごせるでしょう。
まとめ
今時の結婚式を挙げたいと思う方がもっとも大切にしてほしいのは「希望をしっかりと盛り込む」といった点です。
少人数やオンライン・フォトウェディングなどで費用を抑えた分、やりたいことをしっかりと取り入れた後悔のない式を挙げましょう。
ティアランジェでは一人ひとりに対し専属のプランナーが付き、最初から最後まで精一杯のサポートをさせていただきます。