近年は様々なタイプの結婚式を開くカップルが多く、自分たちの希望を最大限に盛り込みやすいよう変化しつつあります。
そんな中でも、準備時間や費用を削減し、気軽に挑戦しやすいとして人気を集めているのが「挙式のみの結婚式」です。
本記事では披露宴まで行う場合と比較しながら、挙式のみの結婚式に関するメリットについてご紹介します。
挙式のみの結婚式とは?
挙式のみの結婚式とは、いわゆる大勢で食事をしたり催しを楽しんだりといった「披露宴」をせず、神前や仏前で誓いを交わすことに特化した式のことです。
新郎新婦のみで行われることもあれば、家族や少人数の親戚・友人を呼んで行われることもあります。
挙式のみの結婚式を選ぶ場合でも、結婚式場によっては式の後に食事を楽しんだり、みんなで写真を撮影したりできることがあります。
披露宴を行う場合よりも気軽に参加できることから、気の置けない関係の親戚や友人を呼びたい方から人気を集めています。
少し前までは「結婚式といえば披露宴」といわれるほど、大人数で豪華な式を挙げることが一般的でした。
近年は結婚式のプランも充実し選択肢が増えたことから、費用を抑えて誰でも気軽に挑戦できる挙式のみの結婚式に注目が集まっています。
関連記事:結婚式を家族のみで挙げることが増えている?式場選びのポイントやおすすめ演出を紹介
挙式のみの結婚式を選ぶメリット
披露宴を行わず挙式のみを執り行う結婚式には、大きく分けて4つのメリットがあります。
自分たちの希望にどんな結婚式が合うか分からない方や、結婚式のタイプによってどんな違いがあるのかを知りたい方は、この後にご紹介するデメリットと合わせて確認しておくことをおすすめします。
費用を抑えられる
結婚式は大きく分けて挙式と披露宴に分けられますが、比較的短時間で終わる挙式に比べ、食事をしながら長時間楽しむ披露宴は費用が高くなりやすいといえます。
披露宴がない結婚式であれば、基本的に必要となる費用が分かりやすく、予算を大きく抑えられるでしょう。
食事や催しがない場合は特に、ゲストにかかる費用も抑えられるため、その分衣装などを思う存分こだわることができます。
準備の手間が少ない
結婚式は新郎新婦二人が満足のできるものに仕上げることはもちろん、招待されたゲストが心行くまで楽しめることも大切なポイントといえます。
そのため、多くのゲストを招く式の場合は特に、大勢が退屈しないような催しを考えなければなりません。
ゲストそれぞれがしっかりと食べられるメニューを選ぶために、アレルギーや好みのリサーチも欠かせないでしょう。
ゲストの多くは、新郎新婦が中心となって行う挙式だけでなく、盛大な披露宴を楽しみにしています。
大勢を退屈させないために、様々な催しを行わなければならないでしょう。
こういった準備に多くの時間が必要となるのも結婚式のデメリットといえます。
反対に挙式のみの結婚式であれば、披露宴にかかる準備を省くことができ、忙しい方でも余裕をもって式に臨めるのではないでしょうか。
新郎新婦が両方働いている場合や、二人の空き時間がなかなか合わない方なども安心です。
親しい人だけでのアットホームな雰囲気
挙式のみの結婚式といっても、ゲストを一切招くことができないわけではありません。
中には少人数制プランのように、親しい人だけを招きこじんまりとした式を挙げられる式場もあるでしょう。
新郎新婦それぞれの両親や祖父母・ごく親しい友人など、呼びたい方が限られている方にもおすすめです。
親しい人たちだけで行う結婚式は、大勢のゲストに気を配る必要がないため、アットホームで和やかな雰囲気の中行うことができます。
時には新郎新婦とゲストが一緒になって過ごす時間を設け、肩の力を抜いて楽しんでみてはいかがでしょうか。
新郎新婦の負担が軽減される
一つの結婚式を成功させるためには、プランナーはもちろんゲストの中でビデオやアルバムを用意したり、親戚にメッセージを頼んだりと様々な人の手が必要となります。
中でももっとも準備に負担がかかるのは、やはり新郎新婦の二人ではないでしょうか。
ただでさえ「式を開く」ということだけでも緊張するのに、そこに多くの準備や成功させなければならないプレッシャーがのしかかると、時には思っていたよりも疲れてしまうはずです。
挙式のみの結婚式であれば、あらかじめ決まった段取りに沿って進む場合も多く、プランナーや神父などの傍で執り行うことができます。
傍に誰かが付いていてくれるという安心感や、式の時間がそれほど長くないことなどを加味すると、披露宴まで行う場合に比べ新郎新婦の負担は大きく軽減されるでしょう。
挙式のみの結婚式のデメリットは?
準備が手軽で挑戦しやすいといったメリットのある挙式のみの結婚式ですが、いくつかのデメリットも考慮した上で選ぶことが大切です。
一生に一度となることも多い結婚式において後悔することがないよう、これからご紹介する3つのポイントを参考とし自分に合うスタイルを見つけていきましょう。
披露宴ほどの華やかさはない
挙式のみの結婚式は、披露宴を行う場合に比べ華やかさに欠ける場合があります。
ゲストと催しや食事を楽しみながら歓談する披露宴は、結婚式の花形イベントといったイメージのある方も多いのではないでしょうか。
挙式はあくまでも新郎新婦がメインとなるため、ゲストは自分の席で新郎新婦を見守る時間が長く、中には「物足りない」と感じてしまう方も出てきます。
こうした物足りなさを防ぐため、挙式のみの結婚式であっても食事を楽しんだり二次会を開いたりといった工夫をする方もいます。
披露宴ほど華々しくはなくても、ゲストと一緒に楽しめる時間となるでしょう。
お披露目の機会が限られる
結婚式は親しい親戚や友人を招き、自分の選んだパートナーや自身の晴れ姿をお披露目する場でもあります。
挙式であっても晴れ姿を見ることはできますが、披露宴を行う場合に比べてゲストの数を減らしたり、お色直しを省いたりする方も多いでしょう。
新郎新婦とゲストが一緒に行う催しも少ないため、間近で綺麗な姿をしっかりと見られない可能性があります。
普段忙しかったり遠くに住んでいたりして会えない親戚・友人にとって、結婚式で大切な人の晴れ姿を見ることは大きなイベントとなるはずです。
挙式のみの結婚式であってもゲストとしっかりコミュニケーションが取れるよう、プランナーと細かく相談しながら内容を決めていきましょう。
呼べなかった親族や友人には別途報告が必要
挙式のみの結婚式を選び、ゲストの数を絞って開催した場合、招待できなかった親戚や友人には改めて結婚報告をしなければなりません。
手紙や電話で伝える手間が発生すると同時に、「どうして招待してくれなかったのか」と聞かれる場合もあるでしょう。
もちろん正直に「挙式のみでシンプルに終わらせたので」と説明すると良いですが、相手を傷つけてしまわないか不安に思う方もいるはずです。
挙式のみの結婚式であっても、大勢のゲストを招待できるプランを展開している式場も存在します。
これに加え、結婚式そのものとは別にお披露目会や二次会を開催するなど、リーズナブルに結婚報告ができる手段を選ぶこともおすすめです。
挙式のみの結婚式がおすすめなカップルとは?
ここまでの説明を見ても、自分たちにどんなスタイルの結婚式が合うのかイメージしにくい方もいるのではないでしょうか。
続いては挙式のみの結婚式はどんなカップルに合うのか、おすすめのカップル像についてご紹介します。
何よりも費用を抑えたい
挙式のみの結婚式を開くもっとも大きなメリットは「費用を抑えられる」という点です。
そのため、結婚式を挙げたいものの予算がそれほど多くない方や、費用面において結婚式を挙げるかどうか迷っている方などにおすすめのスタイルといえるでしょう。
よりお金のかかりやすい披露宴を省くことで、一般的な結婚式の相場よりも格段に安くなる場合が多いといえます。
また、結婚式のほかに新婚旅行や引っ越し・出産といった人生のイベントを控えている方の中には、結婚式そのものにかける費用を抑えたいと考える方もいるでしょう。
挙式のみの結婚式を選ぶことで、浮いた金額を別のイベントに回し、余裕をもって新生活を送ることができます。
忙しく準備に時間をかけられない
結婚式の準備は、主に披露宴の内容に多くの時間が必要となります。
共働きでまとまった準備の時間が取れなかったり、それぞれの生活スタイルが異なり相談する時間を確保できなかったりする方は、披露宴を省いた挙式のみの結婚式が向いているでしょう。
挙式はある程度式の流れが決まっていることもあり、少ない準備時間であっても成功しやすいといえます。
もちろん、忙しい新郎新婦に代わってプランナーが準備を進めてくれるところもあります。
いずれにせよどんな式にしたいのかといったイメージが重要となるため、紙に書き出すなどして明確化しておきましょう。
小規模な式を望んでいる
披露宴で多くのゲストに見てもらうのではなく、小規模でこじんまりとした式を挙げたいと考えている方は、挙式のみの結婚式がおすすめです。
周りに晴れ姿を見られるのを恥ずかしいと感じていたり、人生で二回目の結婚式だったりする場合も、挙式のみで終える方が多いといえるでしょう。
小規模だからといって様々な重要ポイントを省いているわけではないため、披露宴を行う場合同様に最後まで思い出に残る式を楽しめます。
あまり目立ちたくない
小規模な式を望んでいる方のほか、目立つことが苦手だと感じる方もいるでしょう。
ウェディングドレスなどに憧れていても、多くのゲストに見られるのが恥ずかしかったり、人前で話すのが苦手だったりする方もいます。
そんな方は新郎新婦のみ、または数人の親戚と共に行う挙式のみの結婚式で、周りの目を気にすることなく大切な時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。
関連記事:二人だけの結婚式の魅力に迫る|一般的な結婚式とはどう違う?
挙式のみの結婚式の費用
先ほど費用を大きく抑えられるとご紹介した「挙式のみの結婚式」ですが、具体的な費用の相場を知っておくことで準備に大きく役立ちます。
挙式のみの結婚式にかかる相場はもちろん、披露宴まで行う式との違いも比較してみましょう。
一般的な費用の相場
一般的な挙式のみの結婚式に関する費用相場は以下の通りです。
- 挙式のみの平均費用:約30~40万円
- チャペル挙式の場合:約30万円
- 神社挙式の場合:約50万円
上記はあくまでも目安であり、どんな衣装を選ぶのか、また携わるスタッフの数や式の流れによっても金額が異なります。
チャペルで行われる挙式に比べて神社挙式が高額になりやすいのは、ウェディングドレスよりも和装の方が衣装代や着付け代が高く、手間がかかりやすいことが理由です。
披露宴まで行う場合との比較
披露宴はゲストの人数によって大きく費用が異なるため、一概に「〇円」とはいえません。
規模にもよりますが、挙式から披露宴までしっかりと行った場合、最安でも100万円を超える費用が発生するでしょう。
挙式のみの場合は披露宴間で行う場合に比べ、半額から3分の1程度の費用に抑えられる点がメリットといえます。
費用を抑えるコツ
挙式のみの結婚式をさらに安く利用したい場合は、各スタジオで利用できる様々なサービスを検討しましょう。
内容があらかじめ指定されているパッケージプランや、真夏や真冬などのオフシーズン利用、シンプルな衣装を選ぶなどといった工夫を行うことがおすすめです。
新郎新婦が二人で考えるのも良いですが、専属のプランナーであれば費用を削れる部分を探ってくれるため、遠慮せずに相談することが大切です。
関連記事:結婚式を安く抑える方法とは?お金をかけるべきポイントを徹底解説!
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挙式に加えてフォト撮影がセットになっているため、思い出の一瞬をプロカメラマンによってしっかりと収められるでしょう。
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開放感あふれる施設で行う結婚式は、挙式のみであっても、濃密かつ思い出深い時間となるでしょう。
まとめ
挙式のみの結婚式は費用や準備時間を大幅に短縮できるとして人気です。
とはいえそのままでは味気なさを感じる方もいるため、自分たちの希望を最大限叶えられるようプランナーとしっかり相談することが大切です。
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